ヨーロッパ一人旅～初めての日本人旅行者との出会い！訳アリヒッピー疑惑！（6日目inプラハ）
長距離バスに揺られて4時間、時刻は夜の8時。チェコのプラハ着。
よっしゃ、新しい地に来た！
※というか最初の予定では、
の山手線外回り的に行こうと思ってたんだけど、クラクフでお目当てのアウシュビッ ツ収容所のツアーの予約がなぜかとれなくて（サイトはVELTRA。いろんなツアーを 見てるだけで面白いよね。高いけど。ちなみにアウシュビッツはツアー以外で入場不 可！）、先にプラハに行くことにした！
さあ、予約している宿までグーグルマップを頼りにトボトボ歩く。タクシーはなんとなく旅っぽくないのでさける。
夜の道こえー。街の雰囲気がわからん。
バリバリ西洋風な立派な建物に囲まれてることはわかる。まあ首都だしな。
20分ぐらい歩いて宿の入り口着。鉄格子。横のインターホンで名乗って入場。
マンションのワンフロアが宿になっているらしい。
※アーターモニー ペンション＆ホステル
（俺の部屋はこんなきれいじゃなかったけど。。）
ロビーに入ると木目調の床、葉っぱの装飾、少しボロいけどバンガローみたい。トリップアドバイザーの賞取っているらしい。評価もかなりいい。
うん、雰囲気もいい。
受付にめちゃくちゃイケメンな若い男。ビートルズにいそう。
なんて言ってるか全然わからないけどゆっくり丁寧に受付をしてくれる。女の子は嬉しいだろうな～。いや俺も嬉しい。
鍵をもらい部屋に入る。ベッド2つに二段ベッド1つの4人部屋。
部屋は狭いけどオレンジの灯りと木のテーブルがあり温かい雰囲気。
奥のベッドに寝っ転がってパソコンをいじってるおっさんがいる。
「ハロー」
「ウェアーアーユーフローム」
「ジャパン」
と答えると、え？部屋に日本人いるよ、とのこと。今は出かけてるらしい。
おーまじか！ついに初日本人と対面。どんな人だろう。とにかく会話がしたい。
まじで最近言葉を発していない。
とりあえずシャワーを浴びに行く。
シャワー室がカプセル形の個室。ふむ。
シャンプーとボディーソープが置いてあったので喜んで使った（石鹸1個しか持っていないので）けど、翌日どちらもなかったので誰かの置き忘れた私物らしい。ふむ。
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シャワーを出て共用の洗面台で歯磨きをしていると、アジア人の宿泊客とすれ違った。
とりあえず笑顔でハローと挨拶。すると出身を聞かれたのでジャパンと答えると、「お～！え！日本人？俺もだよ！え～。ここで出会えるなんてすごいな～」と話しかけてきた。
「お～！さっき部屋のおっさんに日本人がいると聞きましたけどあなたですか？」
「え！同じ部屋？すごいな～。若いね～。名前は？」
って感じで久しぶりに日本語の会話をする。
※画像はイメージです
Mさん（たしか20代後半）
見た目はアーティストっぽい（というかヒッピー？）
一年前から旅行ではなく仕事を求めて海外を渡り歩いていて、プラハとこの宿にはなんかいろいろあって既に1か月位泊まっているらしい。
近いうちに友人がいる料理屋（オランダのアムステルダム）に旅立つとのこと。
日常英語は喋れるらしい。
日本より海外の方が働けるところあるって言ってたけど、そうでもないような。。
う～ん、訳アリの人かもしれん。
おれも旅の最後にアムステルダムに行くことを告げると、
「え～そうなんだ～。アムス行くってことはさあ、葉っぱ目当て？？」
「ん～まあちょっと体験してみたいと思ってますね～」
「あっちは有名だよね～ここでも合法だよ、アムスより安いし」
といいながら、タバコのようなもの取り出して咥えた。
「え！それがそうですか？」
「いや、これは違う。ベイプっていう電子タバコみたいなやつ。金がなくってね」
ほう。ベイプってなんじゃ。日本にないレアなやつか？お土産に良さそうだ。
（この時はまだ日本でアイコスも流行ってない。ベイプは今も流行ってない（？））
てか、Mさんはいわゆる沈没組の人か？
（沈没組＝旅先で遊び過ぎて（？）その土地に定住してその日暮らしの生活をしてるような人（？）という認識）
いや～でもこういう人って絶対面白いよな～。
おれの親とか全体的な日本人はガチガチのサラリーマン思考だろうから、こういう生き方もあるってことを理解してほしいな～。
※画像はイメージです
4月から就職するけどまじでありえんな～。こういう長期休みは大学生が最後、ってアホか。最後にしてるのは自分自身やん。おれはそうはならねーぞ～～～。
自分にも親にも腹が立つ。なーなーで就職なんて絶対するべきじゃない。時代が変わっているのは今なのに。
何十年後に、今のサラリーマン制を振り返ったらぞっとするだろうな。奴隷ってことに気づいてないマシーンの時代だよ。仕事やめたいって思ってるのになんでやめないの？っていう当たり前の問いが、やっと当たり前になるはず。
くっそーーーーーー！！！
俺が親になったら絶対子供に、自分で考えて自分で決めて、自分がやりたいことをやらせよう。いろんな体験をさせて、いろんな人、生き方を見せて、就職なんてしなくていい、好きなことをし続けられる基盤を、自分で作れるように育てよう。
（と、今思いにふける）
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Mさんはこれからフラフラどこかに行くというので（夜9時）、また明日話そうってことで分かれた。
おれは宿に着く前に買ったおかし類を夕飯として食った。
ベッドに転がりスマホで明日行くところ、ルートを決めた。
そういえば心配性の親が毎日連絡するようにと言っていて、寝る前に一言だけ「就寝」とラインをしている。
親との仲は就活を機におれから冷凍させた。ちょうど一年ぐらい会話をしていない。
はあ、なんだかな～。寂しいな～。
はい、就寝！！
続く
